フェニックス・ジャーナル27巻25―神に反するものを認識する方法2
各自の内側にある良くないものを見分けるための7つのチェック・ポイントの2番目です。過去を振り返ったり未来の心配をしたり、私たちの心が「今ここ」に居ない時、私たちは神ではないものに支配されている、ということを教えてくれています。ここで一番大切になるのが「許し」だそうです。(birdのつぶやき)
フェニックス・ジャーナル27巻24―神に反するものを認識する方法1 のつづきです。
原文はこちらにあります。
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2. 反キリストはあなたから「今」、つまり現在の瞬間を奪います。
そのやり方はとてもシンプルです。反キリストは、あなたの変質した自我を、過去の罪悪感の方向や、未来への恐怖の方向に向けさせます。こうして、あなたの現実を顕現させる能力がコントロールされてしまうのです。
あなたが過去にどっぷり浸って、後悔と自己憐憫を抱きながら、過去の経験を繰り返し生きていると、今この瞬間に、もっと望ましい状況に変えたり望ましい状況を作り出したりする作業ができなくなってしまいます。だからこそ、過去の感情的・物理的な考えや、言葉、行為をすべて許して手放すことがどれほど偉大な知恵なのか、多くの皆さんが耳にしたことがあるでしょう。人は自分自身もすべての他者も許さなければなりません(覚えておいてください。これは、経験から得た教訓からは、真実の知識による知恵が得られない、という意味ではありません。そもそもあなたは、真実の意識を高めるために、その経験を生み出したのですから)。過去に向かうことに関しては、楽しい過去の思い出を何度も繰り返し生きて「今」を生き創造することを犠牲にしている人々にも、同じルールが当てはまります。ここで、「過去を振り返るのは構わないが、じっと見つめてはいけない」という決まり文句が、ぴったりくるのです。
今、未来に恐怖を感じる傾向があることが、人類のほとんど全てにおいて大きなつまづきの原因になっています。恐怖はそれ自体が人間と創造主を引き離す大きな要因で、内なる反キリストにとって最も強力なツールです。創造の最高指令は「知識による知恵を獲得し、創造の法則に賢明に従うことができるようにすること」なのですから、あらゆるものの内なる真実を認識して、あなたと神の間に不滅のつながりがあることも認識しておけば、未来に起きるかもしれないことについてあなたが感じるどんな恐怖も取り除けるはずです。なぜなら、あなたは不滅の魂を持つ神の断片なのであり、あなたの運命を支配するのはあなた自身だからです。ご存じのとおり、恐怖は感覚を麻痺させてしまいます。そして恐怖は、ある人が自分のことを、一なるものの断片ではなくて創造主から分離した存在だと思ってしまった時にだけ、その人の内側に現れることになるのです。一なるものから分離しているという考えは幻想なのですが、この幻想こそが、人間を罠にかけて恐怖に縛り付け奴隷にしてきたのです。もし人が真実を認識して目の前に現れた幻想をありのままに見ようとするなら、人は自然のバランスや心の平安がわかるようになるでしょう。こうしたバランスや平安は、内なる父を信頼して、神と創造に与えられたバランスの法則に賢明に従うことで得られるものなのです。
ここで今私たちは、「一なるものの法則(THE LAW OF ONE)」を思い出して理解する段階に至りました。すべての存在と創造物は神の反映で平等なのであり、各自が「一なるもの(the ONE)」の表現として異なる能力、才能、存在性を持っているだけなのです。おわかりのように、どんな分離も存在できません。全ては「創造(THE CREATION)」という、全てのものの偉大な唯一の源から来ていて、全ては私たちの源である「一なるもの(THE
ONE)」に戻ります。人間は、全体(the whole)にとっての個々の断片として存在していて、もしあなたがそうしようと思うなら、無限の可能性をすべて備えた、神の意識と知恵を持った断片としての種を蒔かれているのです。私たちがあらゆるものの内にあるスピリットの本質を愛する時、もう分離による幻想は存在しません。私たちはただ自分と他のすべてのものの内にいる神を称えているだけです。私たちはもう恐怖や無価値感で分離されません。私たちは神が生命を表現したもので、私たちは生命のスピリットそのものなのです。
****** 26 につづく******
noteにも同じ記事を載せています。

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