フェニックス・ジャーナル27巻24―内なる反キリスト(神に反するもの)を認識する方法1
18個のバランスの法則も完成し、前回は具体的な行動指針でした。ここから、各自の内側にある良くないもの(反キリスト)を見分けるための7つのポイントについての説明が続きます。自分の内側にそんなものがあるなんて見たくないなと思ってしまいますが、これを観察する目を養って謙虚に心の掃除をしていくと、心がとても軽くなって、想像以上に状況が良くなることがあるように思います。(birdのつぶやき)
フェニックス・ジャーナル27巻23―あなたの個人的な責任の本質を理解する のつづきです。
原文はこちらにあります。
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内なる反キリスト(神に反するもの)を認識する方法
次のような兆候がないか、自分の考え、言葉、行為、行動をいつもチェックしてください。
1. 劣等感や優越感にまつわる考えや感情
他人に対する劣等感や優越感は、多くの場合、両刃の剣のように現れます。つまり、両方の感情が同時に存在しているかもしれない、ということです。たとえば、ある人が劣等感を感じているとしましょう(たぶんその人の行動や行為などについてですが)。その人は、自分の観点から見て、上位に立てなかったから劣等感を感じているのかもしれません。彼の変質した自我のどこかに反キリストがいて、おそらく、現在の彼の能力を超えた高い成果を求めているのです。そこで彼は、自分は他人より優位に立っていると信じ込まされていて、本来自分が置かれるべき優位な立場に立とうと戦います。その結果、その人の観点からはいつも失敗することになります。ここで、「競争」という言葉の定義は次のようなものです。社会において、ある目的のために他者と競い合うことが歪められ、人間としての個人的価値が「個人的にベストを尽くす」ことではなく、他者との比較による成果で測られるようになって、自身に課した限界を超えて高い個人的能力を追求して懸命に努力すること。
それから、内なる反キリストに、「他人に対して優越感を持て」と追い立てられた人は、劣等感を持ちたくないという気持ちに駆り立てられます。この気持ちは、自分の存在自体を否定して、自分が無価値だと思う気持ちに繋がることが多いのです。恐怖が画面に入り込んでくるのはここなのです。そして、私たちの次の論点につながります。
***** 25 につづく*****
noteにも同じ記事を載せています。

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